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私の可愛い変態ペット
第2章 下僕転校生
すまなさそうにコソコソ前に進み出る白川。
「ちょっと…」
焦って白川の腕を取り引き止めようとするが、振り向いた彼は全くの別人だった。
「大丈夫です。先輩、僕ちょっと説得してみます」
何だこれ?
昔の白川でもない。
変態白川でもない。
クラスでの爽やか白川でもない。
私の事を先輩と呼ぶ誰か…。
誰だコイツ。
「あぁ、すみません。お待たせ致しました」
部員三人が唖然として固まる中、白川は進み出た。
「お取り込み中、本当に申し訳ないのですが…。少々私どもの話を聞いて頂けないでしょうか?」
ペコペコしながらへりくだった態度。
「わたくしこう言った者なのですが…」
いそいそと何かを取り出す仕草をしたかと思うと、紙切れを三人に手渡した。
何だか名刺を渡す営業のサラリーマンみたいだ。
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