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私の可愛い変態ペット
第2章 下僕転校生
「はじめまして。三年の繭原馨(まゆはらかおる)です」
今度は白薔薇が白川の前に進み出た。
Tシャツが全てを表しているかの様な肌の白い『The 女の子っっ!!』と言う女の子。
長いまつ毛にくるんとした吸い込まれそうな瞳。
前下がりのボブが少しミステリアスに見えて、それがまた良い。
小さくてかわいくて、先輩だけれどついついギュッと抱きしめたくなる。
役中とは打って変わって、ほわほわした雰囲気はきっと天然のマイナスイオンオーラだ。
「俺は二年の八頭秋芳(やずあきよし)」
今度は骸骨が頭を掻きながら言った。
細身なので、骸骨のTシャツが良く似合っている。
好きな音楽はロックなんだろうなと容易く想像出来る容姿。
なぜ軽音部に行かなかったのか不思議なくらいだ。
左側の長いアシメの髪には赤のメッシュが入り、耳にはピアスが沢山あいている。
この過剰装飾を思えばきっと風紀や先生泣かせなんだろう。
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