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私の可愛い変態ペット
第3章 監禁理科準備室

「駄目っ…、割れちゃう。中で…中で……ひぃぅぅぅっ」
ローターの振動に試験管が揺れてヒクヒク内壁が喰い締める。
嫌なのに、怖いのに、試験管を締めちゃいけないと解っているのに、身体が勝手に動く。
馨と千草はといえば、明日香の事はそっちのけで二人の熱いキスにご執心だ。
ホントに興味が無いらしい。
まるで蟻を踏み潰す子供の様に。
何も知らない様な無邪気なふりをして、微笑みながら残虐な行為を実行するのだ。
気が向けば掌の上に乗せて遊んでやる。
そんな程度の存在。
「見て馨、明日香先生悦んでいるわ…。さっきよりトロトロになってる」
「マゾ教師だな。恐怖に曝された方が感じるなんて」
そんな…。
そんなはずないと思いたいけれど、確かにソコは床に垂れて汚すくらいにビシャビシャになっていた。
「バカだな…、硝子が突き刺さって医者に掛け込まれでもしたら厄介だからね。レプリカだよ。プラスチックのおもちゃの試験管。アンタのために僕達がそんなリスクを負うと思う?」
言いながら馨が試験管をグリグリと動かした。
悔しい。
悔しくて涙が止まらない。
「ねぇ、そろそろ良いんじゃないかしら?」
「本題だね…」
千草がずっと手に持っていた黒いペンをさし出した。
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