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私の可愛い変態ペット
第3章 監禁理科準備室

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「こぉら、白川っ…!!」
体育館へ向かう廊下の途中、私は歩いている白川に後ろからとび蹴りをお見舞いした。
「うわぁっ…」
白川がベシャリと床に派手に転ぶ。
もちろんこの行為は事前に辺りに他の生徒がいないかを確認してから…だ。
ホントに散々探した。
吹奏楽部まで見学に行って演奏して頂いていたのに、私が聴き惚れているうちにいつのまにかいなくなりやがった。
それから散々探して、やっと見つけたのがこの廊下だったという訳だ。
「柚子葉様ぁ…、迎えに来て下さったんですね…」
またいつもの犬バージョン白川だ。
キラキラした眼差しでこちらを見ている。
「どこ行ってたのよ…?」
「ちょっと、散歩です…」
明らかに目が泳いでいる。
「勝手にいなくならないでっ!!私は『学級委員として』貴方の面倒を見なきゃいけないのよ」
「そんな柚子葉様っ、愛の告白ですか?『ご主人様として』一生面倒見て下さるなんて…」
やっぱり頭が弱いんじゃないのか、この犬は。
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