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私の可愛い変態ペット
第4章 抗争演劇部
「そんなに大切なものなんですか?」
私があんまり大事そうに抱えるので、白川が聞いてきた。
「そうよ。高校生にもなって…って思った?」
「いいえ…。物を大切に出来る娘の方が僕は好きですよ」
なんだよ、いきなり真顔で…。
「簡単に好きとか口にするなっ!!」
「だって好きなんです…、柚子葉様…」
げ、なにこの空気。
ゆっくりと白川が手を伸ばして来る。
その手はそのまま顔の横を通って、私の首にまわった。
顔が近い…。
「んんっ……」
白川の唇が私の唇に押し当てられた。
熱い。
熱い体温と吐息。
長いまつ毛とうっとりした濡れた瞳がすぐそこにある。
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