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クラス ×イト
第6章 なりゆキ 【澤田裕樹】
「アハッ! そんなにジッと見ないでよ」

 ボタンを全て外すと、茜はブラウスの合わせ目をキュッと掴む。その動作にで寄せられた胸が、深い谷間を強調した。

「じゃあ、しまっとけよ」

「ええ、いいの?」

「うるせえな」

 俺がむくれたのを見て――

「ウソだよ。ほぉら――」

 茜はパッと一気に、ブラウスの前を開いた。

 その拍子に揺れたブラジャーの胸と、白くて少しぷよっとした質感の肌に、俺の目は釘付けになった。

「じゃあ――」

 俺の視線を十分に意識しながら、茜は両手を背中に回す。

「ブラ――外すね」

 そんな言葉の直後――。

 プッ――という微かなきっかけがあり。

 抑えつけられていた胸の反動。

 それに弾かれたように、ブラジャーがパサッと俺の上に落ちた。

「あ……!」

 初めて近くでその現物を見て、俺は思わず短い声を洩らす。

「ウフ、どうかな?」

 そう言って俺を窺う茜の顔は、いつも教室で見てるのと同じで……。

 だけどその顔の下にぷよぷよとしてる胸は、とにかく凶暴なくらいに生々しく。

 俺は息苦しくなるくらいに、興奮してしまっていた。
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