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クラス ×イト
第6章 なりゆキ 【澤田裕樹】
 その快感に焦り、俺はガバッと上体を起こしていた。

「ん――どうかしたの?」

 その俺を見て、きょとんとした顔の茜。

 そんなあどけない顔をしながら、その胸でしっかりと俺の局部を挟みつけている。

「ど、どうしたって――お前……」

「あ、うん。こうすると、気持ちいいでしょ」

「そ、そうじゃなく……」

 そんなこと、いつどこで覚えたんだよ。と、そんなこと訊くのは、今更か……。

「え、気持ちよくないの。じゃあ、これなら」

 茜はそう言うと、両手で自慢の胸を揺すり始める。

 ぷよん、ぷよんと上下する胸が、俺の敏感な箇所を扱き上げていた。

「ああっ! ち、違う」

「違うって――じゃあ、こんなのもあるけど」

 と、今度は右の胸の頂点に、先端を押しつけた茜。

 コリッとした感触に擦られ、それがまた何とも言いようもないくらい強烈――。

「ちょ、ちょっと、待って――!」

「えー、じゃあ、どうすればいいのぉ」

 茜は俺の反応が不服そうに、ほっぺたをふくらます。

 その一方で、俺を挟み込んだ胸は、頻りに動かすのを止めない。


「だから……そういう、意味……じゃ、なくって」


「じゃあ――なぁに?」


「茜……もう……ヤバい」


「裕樹……?」


 両手で懸命に胸を上下に揺らして――

 俺を上目使いに見つめる茜の顔。

 それを、目にしながら――


「ううっ――!」


「えっ? ――ああんっ!」


 ドクン――!


 俺は気が遠くなるくらい、激しく射精してしまっていた。
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