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クラス ×イト
第6章 なりゆキ 【澤田裕樹】
「ああ、びっくりした! 裕樹ってば、突然なんだもん」
「……」
だから、言ってたんだよ……。今、そんな無邪気な顔で、俺を見るなって。
そう思いつつも、口には出せない。俺の身体はまだ、ガクガクっとしていて抜け殻みたくなってる。何処かに閉じ込めていた感情が押し寄せ、頭の中でそれを整理できずにグシャグシャだった。
この終わった時の虚無感。俺だって一人ですることはあるから、身に覚えはあるけども。相手の意識を近くに感じていると、それは比べようもないくらいの落差。
まあこの場合の限れば、俺が一方的にバツが悪いのも当然か……。
吹き上がった俺の精子は、主に茜の顎に命中。それが滴り落ちると、大きな胸とそこに挟まれたものをドロドロにしている。
「裕樹――枕元のティシュ取って」
「あ、ああ」
俺は命じられるまま、ティシュの箱を茜に差し出し。茜はそれを何枚も引き出し、汚れた胸だけでなく俺のものまで綺麗に拭き始めた。
どうでもいいけど、それは慣れた手つきだった……。
それを終えると、茜は俺に笑顔を向ける。
「少しは、元気になったかなぁ?」
どうして、そんな屈託なく笑ってるんだ――コイツ? さっきまでの行為とギャップが大き過ぎて、俺は茜の態度をどう考えていいのか、まるでわからなかった。
「どう、かな……」
「ええ、じゃあ――もっとする?」
コイツって、ある意味でホンモノなのかも。何気にそう感じながら、俺は答える。
「いや、もう……十分、だから」
「……」
だから、言ってたんだよ……。今、そんな無邪気な顔で、俺を見るなって。
そう思いつつも、口には出せない。俺の身体はまだ、ガクガクっとしていて抜け殻みたくなってる。何処かに閉じ込めていた感情が押し寄せ、頭の中でそれを整理できずにグシャグシャだった。
この終わった時の虚無感。俺だって一人ですることはあるから、身に覚えはあるけども。相手の意識を近くに感じていると、それは比べようもないくらいの落差。
まあこの場合の限れば、俺が一方的にバツが悪いのも当然か……。
吹き上がった俺の精子は、主に茜の顎に命中。それが滴り落ちると、大きな胸とそこに挟まれたものをドロドロにしている。
「裕樹――枕元のティシュ取って」
「あ、ああ」
俺は命じられるまま、ティシュの箱を茜に差し出し。茜はそれを何枚も引き出し、汚れた胸だけでなく俺のものまで綺麗に拭き始めた。
どうでもいいけど、それは慣れた手つきだった……。
それを終えると、茜は俺に笑顔を向ける。
「少しは、元気になったかなぁ?」
どうして、そんな屈託なく笑ってるんだ――コイツ? さっきまでの行為とギャップが大き過ぎて、俺は茜の態度をどう考えていいのか、まるでわからなかった。
「どう、かな……」
「ええ、じゃあ――もっとする?」
コイツって、ある意味でホンモノなのかも。何気にそう感じながら、俺は答える。
「いや、もう……十分、だから」