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クラス ×イト
第7章 アらガう 【堂林亮伍】
只でさえ練習を休みがちの瀬山に対し、俺は毎日みっちりと練習を続けてきた。朝も晩も、部活以外の時間もできる限り……。
確かに現時点で、瀬山の方が上手いのは認めるしかない。だが、バスケはそんなに甘いものではないはずだ。
連日過酷な練習を続けた気力と、その中で培われた体力。俺にはその二つの武器がある。
この先、何点差がついても、そんなこと関係はなかった。俺のすることは何処までも繰り返し、瀬山に喰らいくことだけ……。
そうすれば、必ず瀬山の体力は尽きるだろう。俺の前で奴が音を上げた時こそ、この勝負は決まる。
そして、俺の前でへたり込む瀬山に、俺は言ってやるんだ。
『バスケを舐めんな!』
――と。
俺の目的は、瀬山の目を覚まさせること。この勝負に負ければ、瀬山はもう一度真剣にバスケに向き合うだろう。
いや、俺が必ず――そうさせてみせる!
確かに現時点で、瀬山の方が上手いのは認めるしかない。だが、バスケはそんなに甘いものではないはずだ。
連日過酷な練習を続けた気力と、その中で培われた体力。俺にはその二つの武器がある。
この先、何点差がついても、そんなこと関係はなかった。俺のすることは何処までも繰り返し、瀬山に喰らいくことだけ……。
そうすれば、必ず瀬山の体力は尽きるだろう。俺の前で奴が音を上げた時こそ、この勝負は決まる。
そして、俺の前でへたり込む瀬山に、俺は言ってやるんだ。
『バスケを舐めんな!』
――と。
俺の目的は、瀬山の目を覚まさせること。この勝負に負ければ、瀬山はもう一度真剣にバスケに向き合うだろう。
いや、俺が必ず――そうさせてみせる!