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クラス ×イト
第8章 ウそツき 【瀬山宗助】
「う……くっ! ああ……はあ、ああんっ!」
すぐ隣の部屋には、彼女の父親がいる。確認せずとも、それは気配として俺に伝わっていた。
だが礼華は構わずに、快感のまま声を上げていた。
礼華は、父親に思い知らせている。その為に敢えて、その声を聞かせているのだと――俺はそう感じていた。
恐らくは自分を貶めた、その愚かな罪を忘れぬさせないように……。
やがて、礼華は――
ちゅく……くちゅり。
自らを慰めるその行為の最中で、しっとりと濡れ始めていた。
太腿に挟み込まれた右手は、もう彼女自身の深くまでを弄っている。
その音色が淫らに響くほどに、礼華の身体が艶めかしくクネクネと怪しくうねらせた。
時折、腰を浮かせ――右手の中指と薬指を、じゅくじゅくと嘶く孔の中――その深部までをかき回してゆく。
「あっ、ああん……はあ、はっ、はっ……いいっ!」
礼華は一心に、快楽の頂を駆け上がろうとしていた。