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クラス ×イト
第8章 ウそツき 【瀬山宗助】
己の存在を薄めるかのように、礼華は言葉を噤んでいた。
その意志に殉ずるようにして、俺もその存在を忘れた。
闇の中――全てを剥ぎ取られた俺は、只一人ベッドにその身を横たえている。
最初に胸板に触れた掌が、ゆっくりとした動きで身体のあらゆる箇所を這った。
温もりを伝える掌の感触は、徐々に繊細な指先のそれへと変化。
ツゥ――と、身体を奔る二つの道筋が、時を於いて上下へとその役割を分けた。
片方は俺の胸部を八の字を描いて回り、徐々にそれを狭めると――やがて俺の小さな乳首を見つける。
複数の指先がぱらりとして、その上を通過。左右を行き来させ、段々にその刺激を強めていた。
もう片方は俺の腹部を経由し、先に内股を擦る。くすぐるような動きが十分なまでに高めたのを知ると、次いでそれが俺の局所を――するり、と。
「うっ――!」
柔らかくも遠慮なく、俺の高鳴りを責めた。
その意志に殉ずるようにして、俺もその存在を忘れた。
闇の中――全てを剥ぎ取られた俺は、只一人ベッドにその身を横たえている。
最初に胸板に触れた掌が、ゆっくりとした動きで身体のあらゆる箇所を這った。
温もりを伝える掌の感触は、徐々に繊細な指先のそれへと変化。
ツゥ――と、身体を奔る二つの道筋が、時を於いて上下へとその役割を分けた。
片方は俺の胸部を八の字を描いて回り、徐々にそれを狭めると――やがて俺の小さな乳首を見つける。
複数の指先がぱらりとして、その上を通過。左右を行き来させ、段々にその刺激を強めていた。
もう片方は俺の腹部を経由し、先に内股を擦る。くすぐるような動きが十分なまでに高めたのを知ると、次いでそれが俺の局所を――するり、と。
「うっ――!」
柔らかくも遠慮なく、俺の高鳴りを責めた。