この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
クラス ×イト
第2章 だメンず 【乾英太1】
 あの『女帝』の凶行に、晒されてしまった三生。僕はそのショックを想像し、その内心を心配した。というか、その前に――

 僕が止めるべきじゃなかったの?

 友達があんなことされるのを、僕は黙って見ていただけ……。いくら赤緒さんを恐れていたって、その気になれば止めさせることもできたはず。

「……」

 だけど――それは、三生だって同じじゃないかな。結局、抵抗もせずに彼女にされるままで……。そう考えた時に僕はまた、あの場面を思い浮べた。

 そしてつい、隠していた気持ちが口をつく。

「気持ちよかったの……かな?」

 この夜――そこから先のことは、できれば話したくはない。


 そっとパソコン閉じた僕は、倒れるようにベッドに横になっていた。

 そして、その数分後――。


 はあ……はあ……。


 徐々に息遣いを荒げながら、僕は右手を激しく動かしている。

 頭に想い描いたのは、赤緒さんが三生に施したこと。

 だけど、イメージの中に登場させたのは、僕自身と――


「あ……藍山さん!」


 その名を呼ぶと同時に、僕の四肢がビクッと脈打っていた。

「……」

 だけど一瞬の快感は、すぐに覚めていて――。

 くそっ……!

 僕はそんな自分を――痛烈に嫌悪してる。
/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ