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クラス ×イト
第2章 だメンず 【乾英太1】
あの『女帝』の凶行に、晒されてしまった三生。僕はそのショックを想像し、その内心を心配した。というか、その前に――
僕が止めるべきじゃなかったの?
友達があんなことされるのを、僕は黙って見ていただけ……。いくら赤緒さんを恐れていたって、その気になれば止めさせることもできたはず。
「……」
だけど――それは、三生だって同じじゃないかな。結局、抵抗もせずに彼女にされるままで……。そう考えた時に僕はまた、あの場面を思い浮べた。
そしてつい、隠していた気持ちが口をつく。
「気持ちよかったの……かな?」
この夜――そこから先のことは、できれば話したくはない。
そっとパソコン閉じた僕は、倒れるようにベッドに横になっていた。
そして、その数分後――。
はあ……はあ……。
徐々に息遣いを荒げながら、僕は右手を激しく動かしている。
頭に想い描いたのは、赤緒さんが三生に施したこと。
だけど、イメージの中に登場させたのは、僕自身と――
「あ……藍山さん!」
その名を呼ぶと同時に、僕の四肢がビクッと脈打っていた。
「……」
だけど一瞬の快感は、すぐに覚めていて――。
くそっ……!
僕はそんな自分を――痛烈に嫌悪してる。
僕が止めるべきじゃなかったの?
友達があんなことされるのを、僕は黙って見ていただけ……。いくら赤緒さんを恐れていたって、その気になれば止めさせることもできたはず。
「……」
だけど――それは、三生だって同じじゃないかな。結局、抵抗もせずに彼女にされるままで……。そう考えた時に僕はまた、あの場面を思い浮べた。
そしてつい、隠していた気持ちが口をつく。
「気持ちよかったの……かな?」
この夜――そこから先のことは、できれば話したくはない。
そっとパソコン閉じた僕は、倒れるようにベッドに横になっていた。
そして、その数分後――。
はあ……はあ……。
徐々に息遣いを荒げながら、僕は右手を激しく動かしている。
頭に想い描いたのは、赤緒さんが三生に施したこと。
だけど、イメージの中に登場させたのは、僕自身と――
「あ……藍山さん!」
その名を呼ぶと同時に、僕の四肢がビクッと脈打っていた。
「……」
だけど一瞬の快感は、すぐに覚めていて――。
くそっ……!
僕はそんな自分を――痛烈に嫌悪してる。