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クラス ×イト
第12章 ラんマん 【市原 茜】
あーあ、やっぱりなぁ……。
こうして、私のたった二日間の胸のトキメキは、早くも行く場所を失ってしまっているの……。
まあ、仕方がないよね。大体さ――きゅん、としたとか言ってみても、よく考えてみたらそんなの、やっぱり適当な感じなんだし……。
最近、全然いいことなかったから、無理に理由をこじつけて――それだけ、だよね?
それにさ――今までに散々エッチとかしといて、今になってあんな純粋な男の子と付き合おうだなんて、そんなの初めから無理なんだよ。
アハハ……私ってホント、バカだなぁ……。
心の中でなんとなく言い訳しながら、教室に戻ろうとしてた私。
大丈夫――いつもみたく、さっさと頭を切り替えることなんて――私なら、簡単。
「あれ……?」
だけど、私は意外なことに気がついて、ふと廊下で足を止めた。
それは――
「あはは……私、結構……ショックみたい」
不意に溢れた涙が、頬を伝っていた、から……。
今までも恋愛してきたけど、こんな気持ちは初めてで……。それがただ不思議で……。
だからさ――流れ出した涙の止め方なんて、私にはわからなかったんだ。
こうして、私のたった二日間の胸のトキメキは、早くも行く場所を失ってしまっているの……。
まあ、仕方がないよね。大体さ――きゅん、としたとか言ってみても、よく考えてみたらそんなの、やっぱり適当な感じなんだし……。
最近、全然いいことなかったから、無理に理由をこじつけて――それだけ、だよね?
それにさ――今までに散々エッチとかしといて、今になってあんな純粋な男の子と付き合おうだなんて、そんなの初めから無理なんだよ。
アハハ……私ってホント、バカだなぁ……。
心の中でなんとなく言い訳しながら、教室に戻ろうとしてた私。
大丈夫――いつもみたく、さっさと頭を切り替えることなんて――私なら、簡単。
「あれ……?」
だけど、私は意外なことに気がついて、ふと廊下で足を止めた。
それは――
「あはは……私、結構……ショックみたい」
不意に溢れた涙が、頬を伝っていた、から……。
今までも恋愛してきたけど、こんな気持ちは初めてで……。それがただ不思議で……。
だからさ――流れ出した涙の止め方なんて、私にはわからなかったんだ。