この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
クラス ×イト
第13章 ぼウそウ 【喜嶋三生】
 何故、こんなことをするのか――?

 何が始まるのか――?

 彼女は、何を目的としているのか――?

 僕の脳裏に生まれる疑問に、赤緒さんは理屈に見合うような答えはくれない。

 その代わりとして――


「うっ……ああっ!」


 彼女が僕に与えたのは、淫靡に尽きる激烈な刺激――だった。

 一切の迷いも躊躇もなく、赤緒さんの艶やかな唇が――僕の陰部を咥え果たしている。


「くっ……あ……あっ……」


 生暖かい――赤緒さんの口内。その中で溶け出しそうな快感とそれに抗う何かが、僕の中で戦って――そして、身体は打ち震えてゆく。

 赤緒さんは頭部を前後に振ると、明るい色の髪がふわっと揺れた。

 その動きに加えて、僕の敏感な部分を責め立てるような、しっとりと絡みついた何か。それが彼女の舌であると知った時、僕の全身をゾクッと奔り廻った興奮――。

 やがて僕は――思考を失うようにして、只その快感にのみ身を委ねようとした。


 ああ……これって、何だろう……? とても、温かくて心地がいい……。


 そうした時に訪れた感情は――後に僕の中で明確な想いへと昇華するもの。

 そして、僕がハッした時には既に――快楽の頂点はすぐそこに迫っていた。


「ダメ! あ……ああっ、うう……あ……はぁ……」


 ドクン、ドクン――その鼓動の音色と共に――彼女の口の中に全てを流し込むような心と身体の激流。

 その瞬間の溢れ行く想いの塊が、その後の僕にまで深く強く――その影響(かげ)を刻みつけていった。
/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ