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クラス ×イト
第13章 ぼウそウ 【喜嶋三生】
だから、僕はめげることも迷うこともなく。赤緒さんのことを知ろうとして欲求と必然にに駆りたてられ、彼女の監視を続けることになった。
しかし、その次の日――火曜日の夜。それが僕にとって、衝撃の一夜になろうとは……。いつものように学校帰りの彼女の後を尾けていた時は、まだ予想もつかないことだった。
「……」
僕は駅前近くの公園の中から、その奥の敷地に建つ新築のアパートを眺めている。その中には主に赤緒さんが寝泊まりしている、友達(?)の部屋がある。出入りを確認する為には、玄関側を望める公園からが適していた。
三階建ての建物の『303号室』。僕は以前にそれを確認している。駅前で立地も良く外観も立派なその建物は、アパートというよりもマンルームマンションと言った方がピンとくるのかもしれない。
それでも都会とは異なりオートロックを備えているような物件は、この辺りではまだあまり一般的ではないようだった。
今日はこのまま、出かけないかも……。すっかり日が暮れて、僕も帰ろうかと思い始めていた――そんな時だ。
「――!」
部屋のドアが開くと、中から姿を現した赤緒さんは――いつもよりも大人っぽく色香を漂わせるような服装。
「……」
それを見た僕を、嫌な感覚が苛んでいた。
しかし、その次の日――火曜日の夜。それが僕にとって、衝撃の一夜になろうとは……。いつものように学校帰りの彼女の後を尾けていた時は、まだ予想もつかないことだった。
「……」
僕は駅前近くの公園の中から、その奥の敷地に建つ新築のアパートを眺めている。その中には主に赤緒さんが寝泊まりしている、友達(?)の部屋がある。出入りを確認する為には、玄関側を望める公園からが適していた。
三階建ての建物の『303号室』。僕は以前にそれを確認している。駅前で立地も良く外観も立派なその建物は、アパートというよりもマンルームマンションと言った方がピンとくるのかもしれない。
それでも都会とは異なりオートロックを備えているような物件は、この辺りではまだあまり一般的ではないようだった。
今日はこのまま、出かけないかも……。すっかり日が暮れて、僕も帰ろうかと思い始めていた――そんな時だ。
「――!」
部屋のドアが開くと、中から姿を現した赤緒さんは――いつもよりも大人っぽく色香を漂わせるような服装。
「……」
それを見た僕を、嫌な感覚が苛んでいた。