この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
クラス ×イト
第13章 ぼウそウ 【喜嶋三生】
「あっ……あ、あ、あああっ!」
僕は一体、どうしたかったんだろう。
「んっ!? あ、いやっ……そこ、はぁっ!」
何をする為に、この部屋にいるのだろう。
「ちゅ……はむっ……はあ……ん、ん、んっ……ああんっ、凄い!」
彼女に付き添って、身体を張って助けようとでも……?
「んっ、はああ……あ……あ……ああぁあ……も、もう……」
否、そんな訳がない。だって今の、僕は――
「くっ……あ、あああっ! イクゥ、ぅうっ!」
ベッドの上でまるで玩具のように扱われ、乱れる彼女の姿を――只、見てるだけ。
「う……あ……」
何度も絶頂を迎えた彼女を目にして――そして、僕も興奮していたんだろう……。
広い部屋の大きなベッドには、裸の三人が目まぐるしく絡み合う。
僕は部屋の片隅に立ち尽くし、別世界のようなその光景に圧倒されていた。
その肌にキラキラと汗を滲ませ、妖艶そのものの――赤緒さんの姿。
全裸の彼女は――胸もアソコもお尻の穴さえ――全てを晒して、男たちの欲望に応えている。
「……」
本当に――僕は何をしているんだ?
部屋の片隅に立ち尽くし、動くことも声すら出せずにいて――その僕のズボンの中だけが、痛いくらいに盛り上がっているのが、わかり。
それがなんとも、情けなくて――哀しかった。