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クラス ×イト
第15章 じゅバく 【赤緒礼華】
その晩のことを思い起こさないように、私は無意識に努めてきたのだろう。
しかし、それは悪夢として度々――私を苦しめていった。
マンションだったのか、ホテルだったのか――場所すらも定かではないのに……。
最初のお客となったその人の、顔さえ定かではないのに……。
――い、いやっ!
泣いている、私は、その服を一枚づつ――剥がされて、いった。
――ぐふふふ。
下卑て、笑い。私に迫る姿は、まるで妖怪の如く。そんなイメージが塊となり、否応なく私の脳裏へと刻まれてしまって、る。
その嫌で舐めるような視線が、まず――私の身体と心を、汚していった。
だけど、それを汚れと感じられたのも、ほんの最初だけのこと……。
ホントに――汚されたのは、その後。
――う、うぐっ!
私は手始めとばかりに、口の中を、汚され。
――――うっ、ああっ!!
程無く、初めての時を、汚されていた。
…………………。
やがて、声さえ上げることも、できず。
その夜の内に、私は繰り返し――汚し続けられる、と。
何が汚れであるのかも、それすら、わからなくなって……。
もう、自分が綺麗だなんて思うことも、できなくなる、までに……なって、しまう。
しかし、それは悪夢として度々――私を苦しめていった。
マンションだったのか、ホテルだったのか――場所すらも定かではないのに……。
最初のお客となったその人の、顔さえ定かではないのに……。
――い、いやっ!
泣いている、私は、その服を一枚づつ――剥がされて、いった。
――ぐふふふ。
下卑て、笑い。私に迫る姿は、まるで妖怪の如く。そんなイメージが塊となり、否応なく私の脳裏へと刻まれてしまって、る。
その嫌で舐めるような視線が、まず――私の身体と心を、汚していった。
だけど、それを汚れと感じられたのも、ほんの最初だけのこと……。
ホントに――汚されたのは、その後。
――う、うぐっ!
私は手始めとばかりに、口の中を、汚され。
――――うっ、ああっ!!
程無く、初めての時を、汚されていた。
…………………。
やがて、声さえ上げることも、できず。
その夜の内に、私は繰り返し――汚し続けられる、と。
何が汚れであるのかも、それすら、わからなくなって……。
もう、自分が綺麗だなんて思うことも、できなくなる、までに……なって、しまう。