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クラス ×イト
第15章 じゅバく 【赤緒礼華】
「うおおおっ!」
その夜も、男は唸りを上げて――
「はぁ……ああっ!」
そのゴツゴツとした岩のような身体で容赦なく、私のまだ華奢な身体を押し潰さんばかりに、抱き尽くしていた。
寝室の広いベッドの上には、私を弄ぶ為に用いた様々な玩具が。食い散らかすようにして無用となると、結局最後は自らの肉棒を私へと突き立てた。
「だ、出してやる! 口を――開けろ!」
やがて限界を迎えようとした男は、私にそう命じて。
激しく腰を突き込むと、私から引き抜いた肉棒を――慌ただしく今度は、私の口に捻じ込んだ――。
乱暴にそうされながら、も――私は静かに蔑む瞳で、男を仰ぐ。
すると――
「そう……。その瞳……だっ! は……ううっ」
男は、その興奮を教えるように、身体をぶるっと震わせて――。
ドブッ――!
「んんっ……!」
私の口の中に、欲望に満ちた汚れの――全てを吐き尽くして、いった。
それも、何時もの如く――否、何時もに比べたのなら、恐らくはまだ幾分は――まし。
そう思うまでに馴らされつつありながら、それでもまだこの夜は終わろうとしないことも知ってはいた。
私は白濁を口元に垂らしながら、力なくベッドに横たわる、と――。
「……」
果たして、男は次に何を望むのだろうか。ふと、そんなことを、思慮してみたり……してる。
私は少し、疲弊していて……。そんな頃、だったのだろう。
「ん――?」
男が顔を顰めていたのは、インターホンの音色が部屋に鳴り響いていたから――だった。
「……!」
些細な糸の解れのような出来事が、期せずして私に何かを期待させようと――している。