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僕である理由
第9章 私の理性の矛先は…
娼夫は
私に再び火をつけた
狂おしい主人と重なる…娼夫
久々のワインも
素敵な夜景も
現実味がなく、流されるままに身を任せた
抱いて歩く階段は…
押し潰されそうに昔を思い出させた
薄れ行く意識の
頭の中は主人が支配していた
微かに鼻につく彼の香り…
彼が抱き締めてくれてたのね
疲れも手伝い…深い眠りに誘う
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