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第9章 私の理性の矛先は…

目を覚ますと
やっぱり現実が私を襲った

繋がれた手は…娼夫…

主人ではないことを改めて知り
動揺し
手が震えだした

この男を買った

そうね…仕事をして頂こうかしら


そそる様な下着が好きだった…

ガーターベルト

総レースのＴバック


彼を思って買ったのに
皮肉なものね

ルージュを引くと
私が私じゃなくなる瞬間…

無言で
痛めつけた
心も体も…そして愛情も…