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僕である理由
第9章 私の理性の矛先は…
やめとけばよかった…

こんな形で
思い知るなんて本当にどうかしてる

掻き乱す主人への愛情が

苛立たせ
混乱させた

「あなた娼夫でしょ。幾ら払ってると思ってるの」

言葉はナイフだ

刺す相手を間違って牙をむいた


…どうしようもなく


部屋から逃げ出した


亮君を傷つけてまで守りたい私のプライド

たかがしれてる

女の意地に他ならない
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