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人妻縄人形 第二章 淫華惑乱
第2章 縄炎(じょうえん)
 静香の中に生まれた恐怖は羞恥を伴い、彼女の花芯が熱く疼いた。
 夫には一度も感じた事のない愛おしさを、義父のモノに感じながら静香はユックリと後始末を、唇と舌で綺麗に拭いさり、名残を惜しむように唇を這わせていたが、同時に見知らぬ他人に見られる恐怖が彼女を口唇愛撫に励ませていた。


「静香、ソロソロいいよ。由布子を手伝っておいで。ふふ、後で来るのは、私の運転手だよ。フフ。」


 運転手という言葉を聞いて、静香に驚きと羞恥で身体が熱く火照り、自身の女が濡れるのを意識していた。
 義父のモノから唇を離し、名残惜し気に頬ずりをすると、


「あの、お義父さま、このまま渡辺さんをお迎えするんですか?あの、気になって、、。」


 素肌にエプロン一枚だけの今の姿を見られるという恐怖と羞恥が、彼女の唇をついてでていた。


「うん、そのままさ。彼には昼間に見られているだろう?それに、由布子のためでもあるのさ。ふふふ、いやなら構わないんだよ。服を着て、家に帰ればね、静香。」


「えっ、服を着て帰る?それって、お義父さまとは、これっきりって事ですか?」


 義父の言葉に静香は、これっきりで会えなくなるという恐怖がこもっていた。


(そんな、いやっ、お義父様とこれきりなんて!いやっ、、あっ、、離れたくない、、、。)


 彼女の言葉に内心ニヤリとしながら、


「うん、自由になれるんだよ、静香。俺の事は忘れてしまえば良いんだよ。正樹と別れるも良し。夫婦でいるも良しさ。お前次第だよ、静香。」


 少し意地悪くいいながら、そうはならない確信が一樹にはあった。


「そんな、これっきりなんて、、いえ、このまま、渡辺さんを御迎えします。いやですけど、、、お義父様と、離れたくないですから、、。」


(バカッ、晒し者にされるだけよ。けど、このまま、お別れなんて、、いやっ、、。)


 静香の中で、一樹を失う事など考えられなくなっていた。
 例え、それが淫らな地獄であったとしても。
 小娘のような静香の反応を見ながら、一樹は彼女を愛しいと思っていた。


「ありがとう、静香。嬉しいよ、こんなオジサンで良ければ、ずっと可愛がってあげる。いいね、こんな愛しかたしかできないがね。」


(ありゃりゃ、何をいうてんねや。静香を好きになりはじめてるんか?まっ、それもオモロイか。)
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