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人妻縄人形 第二章 淫華惑乱
第2章 縄炎(じょうえん)
 自分の気持ちの変化に少し面白がっている一樹だった。


「由布子を手伝っておいで、もうお前達は姉妹みたいなもんだからな。ふふ、お前達の可愛いヒップを眺めさせて貰うよ。行っておいで、静香。」


「はい、お義父様。」


 渋々という感じで、静香は立ち上がり由布子の待つ台所へ歩いた。
 ユックリと左右に足を踏み出す度に、静香は義父の絡み付くような視線を感じ、花芯の疼きが増すのを感じていた。


(ふふ、良い眺めだな。渡辺に由布子をヤラせてやるとして、静香はどうかな?まあ、どこまでヤラせるかによるかな?くくくっ、楽しみだな。)


 二人の嫉妬心を利用して、静香へ淫らな罠を仕掛けることを考えながら、美女二人の裸身を鑑賞していた。
 由布子と静香は料理をしながら、お互いの胸の内に嫉妬の炎が燃え上がるのを感じていた。
 二人の美女が裸エプロンで、動く度にハート形のヒップが揺れ、一樹の征服欲を刺激していた。
 鼻をくすぐる匂いが、キッチンから漂い、女たちの動きが慌ただしくなった。


「ご主人様、出来上がりましたので、お味見をして下さい。お願いします。」


 由布子が、ひざまずき一樹に声をかけた。
 テーブルの上に捧げ持つように、小さな皿に親子丼の玉子とご飯が少し乗っていた。
 一口、一樹が含むと納得したように、


「うん、美味い。良くできてるよ。持っておいで。それから、由布子、九時にはお客が来るからね。相手をしてやるんだ。良いな。」


 客と聞いて、由布子の中に恐怖が沸き起こり、広がった。


「はいっ、あの、どなたが?」


 思わず聞いてしまって、しまったと思ったが、


「フフッ、お前の良く知ってるヤツさ。クククッ、わかるだろ?」


 イタズラっぽく言う一樹の瞳に、冷酷な物が浮かぶのを由布子は見逃さなかった。


(まさか、いえ、そうよ!渡辺さん!ご主人様は、許して下さってないわ。でも、いえ、罰よ!受けなきゃ、だめ、でも、、、。)


 由布子の中に恐怖と屈辱、更にお腹の子供への申し訳なさが同時に浮かび、自らの罪深さに怯えた。
 唇を噛み締め、一樹をにらんでいた。


「ふふ、わかったらしいな。静香の目の前で俺の奴隷がどういうものか、教えてやるんだ由布子。いいな。」


「静香さんに、見せるんですね。」


 悔しさと恥辱が、彼女の顔に浮かんでいた。
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