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従わない奴隷
第15章 俺と仕事
きっと

ユウリは
会社で辛いことも
いっぱいあるんだろう
と思った


だから

俺が辞めた理由を
聞きたがってるんだと

思った



だから



正直に
答えたんだ



「支え・・


支えみたいなもんが


なくなっちまったんだ」





「支え?」






「肉体的にとか

人間関係がとか

仕事の内容がとか



そんなことじゃ
ねぇんだ


そのどれも
キツかったけど
働いてた



誰かの為にとか

夢の為にとか


何かのためなら
どんなにキツくても
辞めようなんて
思いもしなかった



けど


その・・・



目標を
失ったんだよ」







「そう・・・ですか・・」






その
支えが
なんだったのか


話せる
チャンスだと

分かっていた



それが
妻であり
お腹の中の
赤ちゃんだったことを


伝える

チャンスだと


分かっていた





それなのに
俺は







言えなかった



レイコの言うとおり
バツイチなんて
珍しい話じゃねえ


だから
ユウリに

言いたいと
思ってた






それなのに
言えなかったんだ



それほど
ユウリを
好きになってしまったって
いうより


多分


ユウリを
本当の恋人にするための
ハードルを
ひとつでも
無くすことが


俺は
怖いのかもしれないと



思った




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