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従わない奴隷
第19章 俺の部屋
車を停めて

俺は
助手席から降りた
ユウリの手を
すぐに握った。



ユウリは
ちょっと
照れながら

笑顔で
俺の目をみた



もう
その笑顔が
たまんねぇ



手をつないだまま
階段を上って
鍵を開け


「どーぞ

散らかってっけど(苦笑)」



って
女みたいなこと言って
ユウリを玄関の中に入れた



ユウリは
階段あたりから
喋らなくなっていた



多分

緊張してんだろーな。



男の部屋に
来るのも

その男の部屋で
2人きりになるのも

なんでもかんでも
初めてなんじゃねーかと
思うと



妙に
うれしかったりする





「おじゃま・・します」




って言って
靴を脱いだユウリの
手を俺はまた握って




「緊張してんのか?」



と声をかけた



「・・ちょっと・・」


って
また声が小さくなる
ユウリ。



「男の部屋とか
来たことねぇのか?」



とか
一応聞いてみる




「・・・はい・・」




なんか
わかんねーけど


なんかいい。





別に
初めてじゃなくても
いいんだけど




ユウリは

なんか



それがよかった。



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