この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真実アイロニー【完結】
第10章 衝動的。

「いいえ。それはいいけど。
どうして切る前に連絡して来ないんだよ」

「……」

「切るのはやめろって言ったのに」

「……部屋の掃除をしてたんです」

「掃除?」


反芻した言葉に、小早川は小さく頷く。


「そしたら琥珀とのプリクラが出て来て…、色々な事がフラッシュバックして。
気付いたら切ってました」

「……」

「家にいたらまた切りそうだったから、携帯だけ持って公園に…」

「それで俺に電話したの?」

「切るなって言ってくれたの、先生が初めてだったから」

「そうだったのか」

「なのに…、切っちゃった」


悔しそうに、きゅっと唇を噛んだ小早川は視線を伏せた。
その視線の先にあるのは、切ってしまった手首。



「……まだ死にたいって思うか?」
/224ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ