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真実アイロニー【完結】
第12章 離れても。
「何か形に残るモノを渡したいって思ってるんだけど、どんなのがいいかな」
「成程!そういう事ですか!喜んで協力します!」
「でも、玲織奈…何がいいかなあ」
「一人一人のメッセージカードとかは?」
「集まるかな」
「そこは私達の力の見せ所でしょ」
「何それ」
小島さんが意気揚々と言うから、時任さんが吹き出した。
「じゃあ、その用紙とかは先生が用意するから頼んでもいいかな?」
「はい!」
「写真とかも撮れないですかね?」
「うちにポラのカメラある!」
「本当?絵美香?」
「うん!明日持って来る!」
「わかった」
こうして、秘密裏に小早川へのサプライズ計画が進んで行った。
それから小早川を見送る前日にどうにかメッセージカード全員分が作成された。