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真実アイロニー【完結】
第6章 目が離せない。


「結城君は今日もお手伝いかい?」

「あ、早乙女先生」


宇津木先生から俺に視線を移すと、彼はニッコリと笑った。
手には宇津木先生から渡されたクラス分のプリント用紙。


「偉いねえ」

「まあ、学級委員ですし」

「結城君が推薦される理由はなんとなくわかるよ」

「ええー。結構めんどくさいんですよ。
放課後遊べなくなるし」

「あはは。まあ、遊びたい盛りだよなあ」

「そうなんです、俺には不足してるんです!愛が!」

「……愛?」


鼻を膨らませ、彼は「はい!」と言って力説し始める。



「ピースになるには、ラブが必要なんですよ!」

「なるほどねぇ」

「ほら、早乙女先生も同調しない。結城君、チャイム鳴るわよ」


思わず、唸ってしまった俺と結城君に宇津木先生が割って入った。
結城君は「失礼しまーす」と元気よく言ってから、職員室を後にした。



「結城君はいつも元気ねえ」

「本当です」


彼がいなくなった後、宇津木先生がぼそっと呟くのに俺も頷いた。
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