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永遠に続く恋を……
第17章 伝えたい言葉
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会社を出て、結城くんと並んで歩く。
「もーみんなめちゃくちゃなんだよな。日本に帰れって言われたんだろとか、そんなわけないのに」
「結城くんがいきなり帰ってきたから嬉しいんだよ」
みんなに囲まれた結城くんを思い出しただけで笑ってしまう。
「さっきさ、高遠さんと話した。……会社辞めるんだってね」
「うん。私も今日部長から聞いたの。それで……」
私は高遠さんが総合職の件を部長に進言してくれたことを話した。
「それなら、なおのこと挑戦しなきゃ。今までの美羽さんことを一番良く知ってる人が薦めてくれてるんだから」
「…………うん」
「俺さ、前だったら嫉妬してたと思うんだ。だけど……これからの美羽さんを一番分かってるのは俺。そうなりたいから」
キュッと手を握られて……とても温かいその手を私も握り返した。
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会社を出て、結城くんと並んで歩く。
「もーみんなめちゃくちゃなんだよな。日本に帰れって言われたんだろとか、そんなわけないのに」
「結城くんがいきなり帰ってきたから嬉しいんだよ」
みんなに囲まれた結城くんを思い出しただけで笑ってしまう。
「さっきさ、高遠さんと話した。……会社辞めるんだってね」
「うん。私も今日部長から聞いたの。それで……」
私は高遠さんが総合職の件を部長に進言してくれたことを話した。
「それなら、なおのこと挑戦しなきゃ。今までの美羽さんことを一番良く知ってる人が薦めてくれてるんだから」
「…………うん」
「俺さ、前だったら嫉妬してたと思うんだ。だけど……これからの美羽さんを一番分かってるのは俺。そうなりたいから」
キュッと手を握られて……とても温かいその手を私も握り返した。