この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠に続く恋を……
第19章 約束
それは、” 好き ” でも ” 愛してる ” でもない。
だけど、今の私にとって最上級の愛の言葉 ──。
………もう………泣かせないでよ。
私の頬を涙が伝った。
でもそれは、嬉しくて………幸せな涙。
私はその一文をいつまでも見つめていた。
・
・
・
それから、私は総合職試験に向けて勉強を始めた。
試験は3週間後………どこまでやれるか分からないけれど、出来るだけのことはやろう。そう決めて。
睡眠時間が減っても、充実した毎日。
そして、あっという間に3週間が過ぎて、筆記試験と面接を無事に終えた日の夜 ──。
私は久しぶりに朱音と会っていた。
「お疲れさま」
「ありがとう」
私たちは乾杯をした。
「電話で結城くんと総合職のこと聞いた時は、よかったなって思ったけど、少し心配もしてたの」
「心配?」
「美羽のことだからムリするんじゃないかって。結城くんも当分アメリカだし………でも今日美羽の顔見たら安心した。すごくいい顔してる」
朱音がそう言って笑った。
「そうかな」
………だとしたら、やっぱりそれは結城くんのおかげだ。
「美羽………今、幸せ?」
朱音の問いに、今ならハッキリ答えられる。
「うん。すごく幸せ」
── 離れていても想い合える相手がいて。それってすごく幸せなことだよね?
ふと寂しさに襲われても、あの日のメールを読み返せば心が温かくなる。
結城くんとの ” 約束 ” があるから、 私は強くいられる。
「やっぱり結城くんが美羽のナイトだったね」
朱音が微笑んだ。
だけど、今の私にとって最上級の愛の言葉 ──。
………もう………泣かせないでよ。
私の頬を涙が伝った。
でもそれは、嬉しくて………幸せな涙。
私はその一文をいつまでも見つめていた。
・
・
・
それから、私は総合職試験に向けて勉強を始めた。
試験は3週間後………どこまでやれるか分からないけれど、出来るだけのことはやろう。そう決めて。
睡眠時間が減っても、充実した毎日。
そして、あっという間に3週間が過ぎて、筆記試験と面接を無事に終えた日の夜 ──。
私は久しぶりに朱音と会っていた。
「お疲れさま」
「ありがとう」
私たちは乾杯をした。
「電話で結城くんと総合職のこと聞いた時は、よかったなって思ったけど、少し心配もしてたの」
「心配?」
「美羽のことだからムリするんじゃないかって。結城くんも当分アメリカだし………でも今日美羽の顔見たら安心した。すごくいい顔してる」
朱音がそう言って笑った。
「そうかな」
………だとしたら、やっぱりそれは結城くんのおかげだ。
「美羽………今、幸せ?」
朱音の問いに、今ならハッキリ答えられる。
「うん。すごく幸せ」
── 離れていても想い合える相手がいて。それってすごく幸せなことだよね?
ふと寂しさに襲われても、あの日のメールを読み返せば心が温かくなる。
結城くんとの ” 約束 ” があるから、 私は強くいられる。
「やっぱり結城くんが美羽のナイトだったね」
朱音が微笑んだ。