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永遠に続く恋を……
第20章 最後に………
そして、一週間後 ──。
その日がやってきた。
終業のチャイムが鳴って、彼が挨拶をし、花束を受け取る。
みんなからの拍手に送られて………。
── 高遠さんは退職した。
彼がいなくなった後、
「寂しくなりますね」
隣に座る茉希ちゃんがポツリと言った。
私は思い出していた。
彼と過ごした日々を。
仕事の先輩として尊敬して、いつの間にか好きになって ──。
好きで、好きで、どうしようもなくて。
自分で別れを告げることも出来なかった……。
今なら分かる。私は高遠さんに愛されてたって。
でもそれも過去のこと。
だけど、最後に ──
伝えなくちゃいけないことがあるんじゃないの?
もう二度と会えないかもしれない。
まだ………私、伝えてない。
私は彼を追いかけた。
その日がやってきた。
終業のチャイムが鳴って、彼が挨拶をし、花束を受け取る。
みんなからの拍手に送られて………。
── 高遠さんは退職した。
彼がいなくなった後、
「寂しくなりますね」
隣に座る茉希ちゃんがポツリと言った。
私は思い出していた。
彼と過ごした日々を。
仕事の先輩として尊敬して、いつの間にか好きになって ──。
好きで、好きで、どうしようもなくて。
自分で別れを告げることも出来なかった……。
今なら分かる。私は高遠さんに愛されてたって。
でもそれも過去のこと。
だけど、最後に ──
伝えなくちゃいけないことがあるんじゃないの?
もう二度と会えないかもしれない。
まだ………私、伝えてない。
私は彼を追いかけた。