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永遠に続く恋を……
第2章 恋の始まり
そして ──。
マンションの前のガードレールに座っている高遠さんを見つけた ──。
「……どうしてここに?」
震える声で尋ねた私に、
「藤枝を待ってた」
彼は少しバツの悪そうな顔で答えた。
部屋に入ると壁に押し付けられ、すぐに唇を塞がれた。
それが、私たちの秘密の関係の始まりだった ──。
後になって彼に聞いたことがある。
「あの日、私が帰ってこなかったらどうしてましたか?」
「何となく……会える気がしてた。でもあの日会えなかったら……こうして今一緒にいることはなかったかもな」
きっと私たちは引き寄せられる運命だったんだ。
私はその時そんな風に思った。
マンションの前のガードレールに座っている高遠さんを見つけた ──。
「……どうしてここに?」
震える声で尋ねた私に、
「藤枝を待ってた」
彼は少しバツの悪そうな顔で答えた。
部屋に入ると壁に押し付けられ、すぐに唇を塞がれた。
それが、私たちの秘密の関係の始まりだった ──。
後になって彼に聞いたことがある。
「あの日、私が帰ってこなかったらどうしてましたか?」
「何となく……会える気がしてた。でもあの日会えなかったら……こうして今一緒にいることはなかったかもな」
きっと私たちは引き寄せられる運命だったんだ。
私はその時そんな風に思った。