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永遠に続く恋を……
第2章 恋の始まり

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今日は学生時代からの友人と食事の約束をしていた。
斎藤 朱音 (アカネ)。あの日合コンに誘ってくれたのが彼女。
彼女曰わく、当時の私はいつもの元気がなくて鬱ぎ込んでる様子……だったそうだ。
それで、合コンに誘ったにも関わらず一次会で帰ってしまった私。
翌日「何があったのか白状しろ」と問い詰められ、私は彼とのことを話した。
「もう一年……だっけ」
朱音はワインを傾けながら言った。
「うん。そうだね」
「美羽が不倫してるって聞いたときは驚いた。本当は、すぐ別れるんじゃないかと思ってたんだ 」
「なんか……あっという間に一年経っちゃった。会社では毎日顔を合わせてるけど、外ではそんなに頻繁に会える訳じゃないし」
私は自嘲気味に笑った。
「正直言うとね、今は美羽の心を奪ってくれる男が現れないかなって思ってる。不倫なんて今時珍しいことでもないけど……美羽はそういうことホントは出来るタイプの人間じゃないもの」
「朱音ありがと。心配してくれて。朱音から言われたこともちゃんと肝に命じてるから」
私はグラスに残ったワインを飲み干した。
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今日は学生時代からの友人と食事の約束をしていた。
斎藤 朱音 (アカネ)。あの日合コンに誘ってくれたのが彼女。
彼女曰わく、当時の私はいつもの元気がなくて鬱ぎ込んでる様子……だったそうだ。
それで、合コンに誘ったにも関わらず一次会で帰ってしまった私。
翌日「何があったのか白状しろ」と問い詰められ、私は彼とのことを話した。
「もう一年……だっけ」
朱音はワインを傾けながら言った。
「うん。そうだね」
「美羽が不倫してるって聞いたときは驚いた。本当は、すぐ別れるんじゃないかと思ってたんだ 」
「なんか……あっという間に一年経っちゃった。会社では毎日顔を合わせてるけど、外ではそんなに頻繁に会える訳じゃないし」
私は自嘲気味に笑った。
「正直言うとね、今は美羽の心を奪ってくれる男が現れないかなって思ってる。不倫なんて今時珍しいことでもないけど……美羽はそういうことホントは出来るタイプの人間じゃないもの」
「朱音ありがと。心配してくれて。朱音から言われたこともちゃんと肝に命じてるから」
私はグラスに残ったワインを飲み干した。

