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永遠に続く恋を……
第4章 愛しくて、苦しくて……
「お昼はどこも混みそうだから早めに食べよう」
入った街道沿いのカフェ。
向かいに座った高遠さんが「はい」と小さな包みを差し出した。
「なんですか?」
その包みを開くと、深いブルーのとんぼ玉のピアスだった。
「さっき入ったお店で見てたろ?美羽に似合うと思うよ」
そう言って高遠さんは微笑んだ。
………もしかして、さっきはぐれたのはこれを買ってたの?
「………ありがとうございます」
嬉しいのに……それ以上に胸が苦しい ──。
私はピアスを耳につける。
「………どうですか?」
「うん。似合ってるよ」
………高遠さん。困るよ。
………これ以上、好きにさせないで ──。
入った街道沿いのカフェ。
向かいに座った高遠さんが「はい」と小さな包みを差し出した。
「なんですか?」
その包みを開くと、深いブルーのとんぼ玉のピアスだった。
「さっき入ったお店で見てたろ?美羽に似合うと思うよ」
そう言って高遠さんは微笑んだ。
………もしかして、さっきはぐれたのはこれを買ってたの?
「………ありがとうございます」
嬉しいのに……それ以上に胸が苦しい ──。
私はピアスを耳につける。
「………どうですか?」
「うん。似合ってるよ」
………高遠さん。困るよ。
………これ以上、好きにさせないで ──。