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永遠に続く恋を……
第5章 彼女の秘密 ─ side 結城 恒
彼女と仕事以外で話したことは殆どなかった。
こうして飲み会があっても、彼女は自分が楽しむって感じじゃない。
でも………たまに思ってたんだ。無理してないのかなって。
なんだか彼女のことが気になって、目で追ってる自分がいた。
飲み会が終わり、二次会へ行く流れになっていたけれど、彼女は帰って行った。
俺は慌てて追いかける。
今日は………話したいことがある。
「藤枝さん!」
前を歩く彼女に声をかける。
「結城くん、二次会行かなかったの?」
駅の方へ並んで歩く。
「藤枝さんと話がしたいなって」
「私?」
彼女がくすっと笑った。
「藤枝さん。この間の連休、博多にいましたよね」
─── 彼女の瞳が大きく見開かれた。
こうして飲み会があっても、彼女は自分が楽しむって感じじゃない。
でも………たまに思ってたんだ。無理してないのかなって。
なんだか彼女のことが気になって、目で追ってる自分がいた。
飲み会が終わり、二次会へ行く流れになっていたけれど、彼女は帰って行った。
俺は慌てて追いかける。
今日は………話したいことがある。
「藤枝さん!」
前を歩く彼女に声をかける。
「結城くん、二次会行かなかったの?」
駅の方へ並んで歩く。
「藤枝さんと話がしたいなって」
「私?」
彼女がくすっと笑った。
「藤枝さん。この間の連休、博多にいましたよね」
─── 彼女の瞳が大きく見開かれた。