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永遠に続く恋を……
第5章 彼女の秘密 ─ side 結城 恒
俺と彼女は駅近くのコーヒーショップで、向かい合って座っている。
『少し話をしませんか?』という俺の申し出を彼女は受け入れた。
だけど、彼女は黙ったままで……しばらくの沈黙の後、俺は切り出した。
「俺、友達の結婚式に呼ばれて、あの日博多にいたんです。
駅で……藤枝さんを見かけました。あと………高遠さんも」
俯いていた彼女が顔を上げ、俺の目を見据えた。
「………それで何?」
「付き合ってるんですよね?高遠さんと」
「………付き合ってない。高遠さんが結婚してるの知ってるでしょ?」
そう言った彼女の声は微かに震えていた。
『少し話をしませんか?』という俺の申し出を彼女は受け入れた。
だけど、彼女は黙ったままで……しばらくの沈黙の後、俺は切り出した。
「俺、友達の結婚式に呼ばれて、あの日博多にいたんです。
駅で……藤枝さんを見かけました。あと………高遠さんも」
俯いていた彼女が顔を上げ、俺の目を見据えた。
「………それで何?」
「付き合ってるんですよね?高遠さんと」
「………付き合ってない。高遠さんが結婚してるの知ってるでしょ?」
そう言った彼女の声は微かに震えていた。