この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠に続く恋を……
第5章 彼女の秘密 ─ side 結城 恒
少なくとも、不倫を楽しんでるようには見えないし、彼女はそういう人間じゃないと思う。
「……私が幸せかどうかなんて、結城くんには関係ない……」
「俺には関係ありますよ。……藤枝さんのこと好きだから」
「………何言ってるの?」
「だから、好きなんです。藤枝さんの相手が高遠さんなら、俺、退くつもりないですから」
── 彼女の表情は戸惑いで満ちていた。
そりゃそうだよな。
自分が既婚者と付き合ってることを知られて、ただの後輩と思ってた奴に突然好きだと言われて……。
でも……彼女が辛い思いをしているなら、ほっとけない。
そう思ったんだ ──。
「……私が幸せかどうかなんて、結城くんには関係ない……」
「俺には関係ありますよ。……藤枝さんのこと好きだから」
「………何言ってるの?」
「だから、好きなんです。藤枝さんの相手が高遠さんなら、俺、退くつもりないですから」
── 彼女の表情は戸惑いで満ちていた。
そりゃそうだよな。
自分が既婚者と付き合ってることを知られて、ただの後輩と思ってた奴に突然好きだと言われて……。
でも……彼女が辛い思いをしているなら、ほっとけない。
そう思ったんだ ──。