この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠に続く恋を……
第6章 倉庫での密事
はぁ………
私は今日何度目かの溜め息をついた。
知られてしまった ──。
彼との関係を……。
デスクに座っている高遠さんをそっと見つめる。
その視線に彼が気付いた。
私は微かに微笑むと、視線をパソコンに移した。
── 彼には話せない。困らせるだけだもの。
「……先輩……美羽先輩!」
私はハッとして、隣の茉希ちゃんを見た。
「ごめん」
「美羽先輩がぼーっとしてるの珍しいですね。大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。どうしたの?」
「これ課長にコピー頼まれたんですけど……古い資料なんですよね。これってどこにあるんですか?」
茉希ちゃんが持っているリストを覗く。
「あ~これは倉庫の段ボールの中。私が行ってくるよ。大体の場所は分かるんだけど、ちゃんと整理されてないから」
「いいんですか?ありがとうございますっ!実は頼まれてた資料まだ出来てなくて……」
「いいよ、いいよ。茉希ちゃんはそっちに集中して」
私は立ち上がり、倉庫へ向かった。
私は今日何度目かの溜め息をついた。
知られてしまった ──。
彼との関係を……。
デスクに座っている高遠さんをそっと見つめる。
その視線に彼が気付いた。
私は微かに微笑むと、視線をパソコンに移した。
── 彼には話せない。困らせるだけだもの。
「……先輩……美羽先輩!」
私はハッとして、隣の茉希ちゃんを見た。
「ごめん」
「美羽先輩がぼーっとしてるの珍しいですね。大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。どうしたの?」
「これ課長にコピー頼まれたんですけど……古い資料なんですよね。これってどこにあるんですか?」
茉希ちゃんが持っているリストを覗く。
「あ~これは倉庫の段ボールの中。私が行ってくるよ。大体の場所は分かるんだけど、ちゃんと整理されてないから」
「いいんですか?ありがとうございますっ!実は頼まれてた資料まだ出来てなくて……」
「いいよ、いいよ。茉希ちゃんはそっちに集中して」
私は立ち上がり、倉庫へ向かった。