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永遠に続く恋を……
第6章 倉庫での密事
今はデータで保存することが多いけれど、昔のものは紙ベースのまま保管されているものもある。
そこへ足を踏み入れると、古い紙の匂いがして、空気がひんやりと感じられた。
普段人の出入りがほとんどないので、少し埃っぽい。
ちゃんと整理整頓すればいいのに……。
適当に置いちゃう人もいるから、目当てのものを探すのは意外と大変なのだ。
私は一人、茉希ちゃんから受け取ったリストを見ながらそれらを集めていった。
──── キィィ……バタン……
倉庫の扉が開けられ、閉まる音がした。
………茉希ちゃんかな。
高い書棚の端から顔を出す。
「藤枝さん!」
「結城くん………」
彼が私の元へ、笑顔で近づいて来た。
そこへ足を踏み入れると、古い紙の匂いがして、空気がひんやりと感じられた。
普段人の出入りがほとんどないので、少し埃っぽい。
ちゃんと整理整頓すればいいのに……。
適当に置いちゃう人もいるから、目当てのものを探すのは意外と大変なのだ。
私は一人、茉希ちゃんから受け取ったリストを見ながらそれらを集めていった。
──── キィィ……バタン……
倉庫の扉が開けられ、閉まる音がした。
………茉希ちゃんかな。
高い書棚の端から顔を出す。
「藤枝さん!」
「結城くん………」
彼が私の元へ、笑顔で近づいて来た。