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永遠に続く恋を……
第6章 倉庫での密事
………気まずい………。
「結城くんは何を探しにきたの?」
私は努めて普段通りに振る舞う。
「あー……藤枝さんを探しに?昨日、逃げられちゃったし」
「……………」
……逃げたって。ちゃんと ”もう帰る” って断ったじゃない。
「俺の告白なんて忘れてると思うけど……今度デートしてくれませんか?」
「………は?」
………何、言ってるの。私が高遠さんと付き合ってること知ってて……。
「言ったでしょ?高遠さんが相手なら退くつもりないって」
「………彼とは別れるつもりないって言ったら?」
「………それは藤枝さんの本心?本当は終わりにしたいんじゃないんですか?」
「あなたにっ………どうしてそんなこと分かるの………っ!」