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永遠に続く恋を……
第8章 彼の胸で
ようやく止まった涙 ──。
結城くんのシャツは私の涙でぐしょぐしょで………。
「………ごめん」
私が謝ると「気にしないで下さい」と彼は微笑み、そのシャツを脱いだ。
結城くんは上半身裸。場所がベッドの上だけに、思わず身構える。
すると「今日は何もしないって言ったでしょ?」と言って、彼はベッドから降りた。
「美羽さん。良かったらシャワーどうぞ」
チェストからスウェットの上下を出して、私に差し出す。
そして、自分もTシャツを着ると、寝室を出て行ってしまった。
…………はぁ。
シャワーを浴びながら、私は溜め息をつく。