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永遠に続く恋を……
第11章 彼女の為に ─ side 高遠 直哉
” 今夜だけ ”
もう終わったんだ。この感情がなんなのか、知らない方がいい。
俺は自分の感情に蓋をした。
そして、1ヶ月後 ──。
俺は予定通り、菜々子と結婚した。
それから、数ヶ月。
俺と彼女は、あの日のことは、まるでなかったことのように以前と変わらない態度で接していた。
ただ、彼女が仕事中にぼーっとしていたり、元気がないのは明らかで……俺はそれが気がかりだった。
その日……どうして彼女の部屋を訪れたのか。なぜ帰りを待ってしまったのか。
彼女が俺を見つけた時のその表情………。
あぁ。彼女は俺に逢いたいと思ってくれていたんだと………そして、俺も彼女に逢いたかったのだと………
その気持ちに突き動かされて、俺たちの関係は始まってしまった。
菜々子のことは大事に思っているし、愛情がなくなった訳じゃない。
もう終わったんだ。この感情がなんなのか、知らない方がいい。
俺は自分の感情に蓋をした。
そして、1ヶ月後 ──。
俺は予定通り、菜々子と結婚した。
それから、数ヶ月。
俺と彼女は、あの日のことは、まるでなかったことのように以前と変わらない態度で接していた。
ただ、彼女が仕事中にぼーっとしていたり、元気がないのは明らかで……俺はそれが気がかりだった。
その日……どうして彼女の部屋を訪れたのか。なぜ帰りを待ってしまったのか。
彼女が俺を見つけた時のその表情………。
あぁ。彼女は俺に逢いたいと思ってくれていたんだと………そして、俺も彼女に逢いたかったのだと………
その気持ちに突き動かされて、俺たちの関係は始まってしまった。
菜々子のことは大事に思っているし、愛情がなくなった訳じゃない。