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愛しては、ならない
第42章 最初で最後の……


彼は栗色の髪を長い指でクシャクシャに乱し、益々頬を染めて私を見て、顔を逸らす。



「……だからっ……要するに、菊野さんを抱くのは諦めてあげるから、その代わりに濃厚なキスをしたいって事ですよ!」

「のっ濃厚って」

「やらせてくれないなら、キス以上の事をやっちゃいますけど、いいですか?」



彼は振り向き私の肩を強引に抱くと、早足で歩きだす。



「ちょ……それはダメ!!ダメ!!」

「――なら、濃厚キスコースでいいですね」

「ま、待って」

「待ちません。言わせてもらいますけど、僕がここまで譲歩する事なんてレアですよ。
菊野さんは大人しく言うことを聞いて下さい」

「む……無茶苦茶……っ」




私は引きずられるように、人気のない芝生まで連れていかれた。

彼は羽織っていたGジャンを脱ぐと、下に敷いて私に

「ここに横になって」

と指示する。



「な……なんで」

「ここでキスするから」

「や……っ」


首を振る私に焦れたのか、彼が肩を掴み私を座らせ、私の目を鋭く見据えながらゆっくりと倒していく。





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