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愛しては、ならない
第42章 最初で最後の……
「森本く……だめえっ……そんなっ」
彼は、私の僅かな抵抗などものともせずに唇を耳朶から首筋に移動させ、指で乳房を揉みしだきながら囁いた。
「怖くないなら……よかった……」
「……っ」
涙がはらはらと溢れるが、それは恐怖の涙ではなかった。
身体が熱くて、甘く疼いてどうしようもなくて溜め息を漏らすと、彼の瞳がキラリと輝き、長い指がスカートの中へと入ってきた。
「――や……だ!こんなの……話が違うじゃない……ってああっ」
「ごめんね……菊野……可愛くてつい……」
「もう……っ謝ればいいってものじゃ……ああ――っ……」
彼の指がショーツの中へと入ってきて、いち早く敏感な蕾を探し当ててしまう。
私は必死に身体を捩り、彼を止めようと声をあげた。
「だめ……それはダメっ……っ
人が来ちゃう……んっ」
彼は素早く私の唇を塞ぎ、舌を侵入させる。