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愛しては、ならない
第42章 最初で最後の……
「……あっ……だめっ……やあ……っ」
「乱暴な事はしませんから……じっとして」
彼は、私の暴れる太股をスカートの上から軽く押さえると、唇を胸元に埋めた。
思わず身体が跳ねてしまう。
「あっ……な、何を」
「……言ったでしょう……キスですよ」
「な……っ……あっ」
彼は片手でブラウスの胸元のボタンを外し、膨らみに音を立てて口付けた。
「や……こんなのっ……ずるい……っ」
「すいません……今だけ……触れさせて」
「……森本く……っ……」
彼の指がブラの中へと入ってきて、突起を探し当て軽く摘まむ。
電流が身体じゅうに走り、彼の背中に爪を立てて啼いてしまった。
「あん……っ」
「……今日は……嫌がらないんですね……
この間みたいに……」
「……え……っ」
私はその言葉に驚き戸惑う。
そう、この間は怖くて、恐怖から過呼吸になってしまったのに。
彼は息を荒くしながら巧みに突起を押し潰したり指先で転がしながら、耳たぶを噛んだ。
「――っ」
「可愛い……可愛い……菊野……っ」