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愛しては、ならない
第6章 遊園地での賭け



「うぐっ……ぐえっ……じ、じゃあ……もっど、ないでもいいがじら?」


私は、剛からのハンカチを握り締めてしゃくりあげた。



「ええ、お好きに」



「だ、だぎやみだいげど……どまらなぐで……
ぐうえええっ……」



「……ぷっ」


(――いつも、この人は感情を剥き出しにしている。
俺には無い素直さが、妬ましかったのかも知れない……
だから、意地悪をしてしまったのかな……)




そんな事を考えながら剛が笑いを噛み殺しているとは知らず、私は咎める様に睨んだが、奇妙な泣き声を止められなくて、苦しくて身体が震える。


剛は背中をそっと擦ってくれた。



私は、自分がこんなに苦しんでいるのに可笑しそうに笑う彼を憎たらしく思いながら、背中に触れる手の感触に幸せを感じていた。


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