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愛しては、ならない
第46章 小さな逃避行②
ようやく落ち着いた彼女は、俺の腹に触れてからそそり勃ったままの獣に触れる。
だが、俺は彼女の手を掴み、再び組み敷いた。
目を潤ませた彼女が哀願するように言う。
「西本君……今度は上手にやってみるから……
見捨てないで」
俺は思わず吹き出し、彼女の鼻を摘まんだ。
「見捨てたりなんかしないよ」
「……本当に?」
返事の代わりに彼女の唇を塞いで深いキスをすると、小さな溜め息が耳に当たり刺激となって、猛りがピクリと蠢く。
一刻も早く貫きたい欲を必死に抑え、彼女の唇から首筋に唇を落とし、指を乳房に滑らせた。
「……んんっ……西本く……」
「もう少し……力を抜いてごらん」
「だって……くすぐった……んんっ」
乳房をやわやわと揉むと、彼女は身体を捩らせ俺の手から逃げようとする。
俺が両足で彼女の身体を挟み身動きが出来ないようにすると、彼女が頬を染めて小さく呟いた。
「も……う……西本君のSっ」
「えす?……てなんだよ」
「知らないっ……」
彼女は真っ赤になってそっぽを向いた。