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愛しては、ならない
第46章 小さな逃避行②
「……ああっ……やあんっ!」
身体中を捩り俺の舌の愛撫から逃げようとする夕夏の太股をガッチリ掴み、俺は小さく言った。
「怖い事はしないから……じっとして」
「……っ……やだあっ……」
言葉ではそう言うものの、彼女は逃げ出したいのを必死で堪えながら指を噛んでいた。
その仕草が可愛く思えて、俺は小さく笑いを溢す。
それが刺激になったらしく、彼女の身体が大きく跳ねた。
「やあっ……ダメっ」
「夕夏……溢れて来てる……綺麗だ」
「だから……見ないで……」
「またそれを言うの?」
「だって――!
ね……ねえ、AVで見たことあるけど、まさか自分がそんな事されるなんて……」
「そんなの、誰と見たんだよ」
「……」
その沈黙に、俺は嫉妬を覚えて彼女の太股に軽く歯を立て、指を蕾の入り口に差し込んだ。
「――あ……!」
短く夕夏は叫び、達してしまった。