この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しては、ならない
第47章 埋まらない溝
「私の身体を……散々楽しんだ癖に……何が……すまない、よ!」
「くうっ」
彼女は、彼の猛りを垂直に上下させた。
烈しい愛撫に、彼は爆発しそうになるのを必死に耐える。
彼女は薄く笑うと、彼から手を離し、跨がったままで服を脱ぎ始めた。
ブラウスのボタンを外していき、彼女の肌が露になり始めると、森本は思わずゴクリと喉仏を大きく動かした。
菊野を抱かず、だが彼女の身体を目の前にしながら触れるだけで終わった彼は、発散されなかった欲を自分の中に押し込めていたのだ。
それが、清崎の強烈な誘惑によって狂暴に姿を現そうとしていた。
彼女はボタンを全て外し、スカートのファスナーを外して立て膝になりながら脱ぎ去った。
彼を見おろしながら見せ付ける様にゆっくりとブラウスを左右に広げていき、魅惑的な溜め息を吐き、囁く。
「彰っ……早く……挿れて」
その言葉を言い終わる前に、理性を失った森本は彼女を組み敷いていた。