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愛しては、ならない
第7章 遊園地での賭け②
「菊野……
脚を開いて」
「……っ」
恥ずかしさと、夜になると獣に変わる悟志への戸惑いで、私は込み上げる甘い熱さから逃れる様にその腕の中からすり抜けようとする。
「……恥ずかしいのかい?可愛いな……菊野は」
素早く足首を掴まえられ、グイッと大きく拡げられて私は悲鳴を上げた。
「さ……悟志さ……止めて」
悟志がゴクリ、と喉を鳴らす。
「菊野……」
短く、早口でそう呼ばれた途端、悟志は私の腰を乱暴に掴み、岩の割れ目も貫通してしまうのではないかと思う程の硬くなった獣を一気に沈み込ませた。